「詩織……」



アイツを1人にして大丈夫なのだろうか。



ドジだし、抜けてるし、1人にするなんて心配すぎる。



……いや、でも意外と大丈夫なんだろうな。俺がいなくてもやってけるかな。



それでもやっぱ、死にたくない。



「おまたせ…っ…」



すると母さんが病室に戻ってきたからさっきまでの考えはブンブンと振り払った。