「痛かったら、俺のこと殴るなり噛むなり好きにしていいから」
ぐっと身体を押し込んだ瞬間、僅かに仰け反る首筋に自分が付けた印がより赤く色づいていて、まるで吸い込まれるように口付ける。
頭を抱いて身体を引き寄せると、それに応えてくれるように細い腕が背中に回った。
「…ごめん、痛いよな」
晶は小さく首を振ると、少し腕の力を弱めて目を合わせる。涙がきらきらと光に反射してとても綺麗だ。その雫がひとつ、頬に流れる。
「すき」
澄み切った、凛とした美しい声が吐息交じりに紡いだ言葉がじわり、心に沁みてくる。
温かいものが頬を伝って彼女の首筋に落ちる。
「どうして泣くの」
いたずらが成功した子供のように無邪気に笑った晶が、涙を拭ってくれる。
彼女からその一言が聞きたいが為に、俺の感情はぐちゃぐちゃに混ざり合っていた。たった一言、で荒波が嘘のように消え、代わりに嬉しさが溢れ出す。
「ありがとう」
「こちらこそ」
眩しいくらいの笑顔をみせる彼女は何度か俺の頬を撫でるとおもむろにキスをしてきた。
ちゅっと、触れるだけのキス。
「……続きしよ?」
たぶん、俺は一生晶に敵わない。
そう感じた瞬間だった。
人が砕け散った理性をかき集めてフル活動させてることなんて知りもしないで、彼女は割と鬼畜なのかもしれない。
「煽らないでよ晶ちゃん。」
「だって…」
「今気持ちよくさせるから」
その言葉にそんなつもりで言ったわけではないのだろう、顔が赤くなり違う、そうじゃなくて、とわたわたと言い訳するから、それすらも可愛いくて。
「はい、もう静かに」
「う〜」
「唸らない」
「ん!」
「痛かったら手あげてくださいね」
「ばか!」
「これ言ってやめてくれる歯医者いると思う?」
「もうナツ黙って!」
可愛い可愛い晶の時間を貰えることが、嬉しくてたまらない。
細い腰も、拙く握る指も、上気して色づく皮膚も、髪の毛一本でさえも、そしてその綺麗な心も俺は失いたくない。
傷つけたくない。
だから、ごめん。ありがとう。
ぐっと身体を押し込んだ瞬間、僅かに仰け反る首筋に自分が付けた印がより赤く色づいていて、まるで吸い込まれるように口付ける。
頭を抱いて身体を引き寄せると、それに応えてくれるように細い腕が背中に回った。
「…ごめん、痛いよな」
晶は小さく首を振ると、少し腕の力を弱めて目を合わせる。涙がきらきらと光に反射してとても綺麗だ。その雫がひとつ、頬に流れる。
「すき」
澄み切った、凛とした美しい声が吐息交じりに紡いだ言葉がじわり、心に沁みてくる。
温かいものが頬を伝って彼女の首筋に落ちる。
「どうして泣くの」
いたずらが成功した子供のように無邪気に笑った晶が、涙を拭ってくれる。
彼女からその一言が聞きたいが為に、俺の感情はぐちゃぐちゃに混ざり合っていた。たった一言、で荒波が嘘のように消え、代わりに嬉しさが溢れ出す。
「ありがとう」
「こちらこそ」
眩しいくらいの笑顔をみせる彼女は何度か俺の頬を撫でるとおもむろにキスをしてきた。
ちゅっと、触れるだけのキス。
「……続きしよ?」
たぶん、俺は一生晶に敵わない。
そう感じた瞬間だった。
人が砕け散った理性をかき集めてフル活動させてることなんて知りもしないで、彼女は割と鬼畜なのかもしれない。
「煽らないでよ晶ちゃん。」
「だって…」
「今気持ちよくさせるから」
その言葉にそんなつもりで言ったわけではないのだろう、顔が赤くなり違う、そうじゃなくて、とわたわたと言い訳するから、それすらも可愛いくて。
「はい、もう静かに」
「う〜」
「唸らない」
「ん!」
「痛かったら手あげてくださいね」
「ばか!」
「これ言ってやめてくれる歯医者いると思う?」
「もうナツ黙って!」
可愛い可愛い晶の時間を貰えることが、嬉しくてたまらない。
細い腰も、拙く握る指も、上気して色づく皮膚も、髪の毛一本でさえも、そしてその綺麗な心も俺は失いたくない。
傷つけたくない。
だから、ごめん。ありがとう。

