触れるところ全て、唇から、指伝いからの温度が熱い。自分たちの体温ごと室温も上昇してるんじゃないかと思うほど。
晶は、こんなにも温もりのある存在なんだと再認識するようだ。
するすると身体の曲線に沿って指で触れて、腰を撫でる。そのまま太ももを流れ膝裏に手をかけた。
「晶、足の力抜いて」
「や……できない」
「ほんと?じゃあ仕方ないな。力づくだな」
「え?…やっ!」
擦り合わせる膝をそのまま押し倒して、彼女の一番見られたくないであろう場所に許可もなく触れた。
「ナツ…!まって、おねがっ」
「待たない、お願いも聞かない」
「なんでっ、いじわる!」
「うん、意地悪だよ。もう我慢できねーからさ」
少しだけ湿り気を帯びたそこに触れるのはまるで、無理矢理彼女の秘密を暴いているようだ。秘密の花園とはよく言ったものだと感心すらしてしまうほど。
「う〜ナツ〜」
唇を噛んで、何かに耐えようとしている表情は激しく理性を揺さぶるほど煽情的で、心臓がより速く鼓動を打つ音が身体に響く。
「唇、傷つくだろ」
自分がキスがしたいが為にそんな理由をつけて唇を重ねる。甘い味すら感じるそれをたっぷり堪能する。
弄る右手はその間も動きが止まることはなく、彼女はいやいやと首を振った。
「やだ、まって、変なの」
「ごめん、待てない」
「ナツっ、怖いの」
「俺が?」
「ちがっ、違う、わかんないけど怖いの」
迫り来る未体験の領域に足がすくんで飛び込めないという彼女が、どうしようもなく可愛い。可愛くて仕方ない。
いま、この瞬間は晶の思考回路が全部俺で埋め尽くされているという快感がたまらない。
「じゃあ、ずっと俺のことみてろ。そしたら怖くないよ」
正直者で、優等生で、良い子の晶は言うことを聞いて涙で潤んだ美しい瞳で俺を見つめる。
「いい子」
ぐっと、彼女の中にある指に力を入れた。一瞬にして溢れる涙は痛みなのか、それとも快感によるものなのか。恐らく後者であろうと感じる身体の反応。

