星と桜の君達

私の運命が貴方で動いていたの…ありがとう…笑顔を見せてくれて…

トントン
麩を叩く音が聞こえ、開いてみたら…

平助「よぉ、美妃?試合大丈夫か…?」

(私は普通の人ではない…未来が見えてしまう…見たくなんかないものを見て私は…)

ポロッ

平助「ぇ…?ちょ、おい!!何で泣いてんだ!!!お、俺どうすればいいんだ!!!」

美妃「ごめん…ごめん…平助…あたしは…」

(あぁ…そうか俺…こいつの事が好きなんだ。泣かせたくない。傷付けなくない。笑った顔が凄く好きだ…俺は…美妃に惚れているんだ…)

平助「なぁ、美妃…お前が何を抱えてるのかは分からない。それは俺達に言えないのか?」

この人達を巻き込みたくない。

「言えない....でも平助これだけは言える....あなたは、私の為にも生きて?」

ポロッ

涙が止まらない。これから私がする事なす事全ては世界の秩序を乱す。あなたとは....




【生きれない】