私の心を考えさせてくれたのは君達だった。その中でも君だけがあたしを心から見てくれたね


?「美妃…」

?「えっ?」

?「私の…名前。宮星美妃〔つきぼしみみ〕」

?「美妃か…可愛い名前だな…。俺の事は平助って呼んでくれ!皆もそう呼んでるし!」

美妃「へ…平助…」

ドキッーン!

平助「ぉ…おぅ!!そ…それじゃ、土方さんの所に行くか…ちょっと待っててくれ」

美妃「分かった…」

あの時と同じだな…

パタンッ

いっ…行ったか…何故だろう…心なんてないはずなのに…感情なんて当の昔に消えたはずなのに…この感覚は…倒れたのは疲労のためすぎか…チッあの浪士め…腹を斬りやがったな…長州の奴は殺さなきゃ…姉さんの敵なんだ…力をこんな傷に使う必要もないな…そろそろ話し方を変えるか‥服装も直して…服はどこ…あった…髪を直して…

髪や服装を直したら少女は少年のような姿になった…

平助「土方さん!!こっちだって!!急いで!!」

?「慌てるな平助!!」

パァーッン

?「あの子が起きたのかよ?」

平助「あぁ!!」

部屋にはぞろぞろと男達が入りそれぞれ座った少年を囲むようにして

平助「ボソッ)美妃なのか‥?」