星と桜の君達

ゲホッゲホッ

「失礼します沖田さん」

沖「美妃さん?起きたんですか?」

「はい!!おかげさまで!」

今の咳....やはりもう....

「沖田さん。あなたは、労咳ですね?」

沖「何故それを....あなたは今まで眠っていたんじゃ....」

「私は。理由があり。取り敢えずそこに横になってください」

沖「どうするんだい?」

切なる水よ


赤き炎よ


優なる風よ


道なる土よ

我に力を貸してたもうこそなかれ

今我.... の名の元に....


(最後のなんて言ったんだ....?)

すると、光が沖田を包み
美妃はそのまま囁いた

揺らめくその姜
時既に
高い身を給ふ 梅雨風
文琳桜
そよの滝
柚拓いて譲らん
吾のみを譲ろう
....

言い終わるとともに光は消え

沖「あれ....体が....軽い?咳も出ないし....治ったの?」

「それじゃ、私は失礼します」

沖「あ、待って!....」

沖田の呼びに答えず美妃は、庭の人に見えない場所に移動した

カハッ

何故なら....
体の限界を分かっているから....

吐血か....力を使いすぎたかな....でもせめて、もう少し....もう少しこの新撰組を....上に....

斉「美妃」

「あ、斉藤さん!!」