すると、篤人は優しくあたしを抱き締めた。
…あったかい。






「…なにを言おうとしてたのか知らねぇけど、無理すんなよ」





「…ありがとう」






見た目は細そうだけど、程よくついた筋肉。
広い背中。
大きくて、綺麗な手。
可愛い襟足。
低い声。




あなたの全てが好き。
幼馴染みでもいい。
だから、あたしの側にいて欲しい。



あなたが好き________________。