そんなイケメンは遠くで見ていたい系女子の私にも、まぁ関わるチャンスというのは巡ってくるもので。
「え?
美化委員の代わりに?」
「頼む!
あいつら、部活があるとかで委員会サボってさっさと部活行きやがってさ!
お前、今日部活ないんだろ?
お前くらいしか頼める奴いないんだよー!」
「委員長…友達いないの?」
「失礼だなお前!いるわ!」
「だったらそのお友達に頼んでよ…
私、今日は見たいドラマがあるんだけど…」
「お前俺よりドラマかよ!」
「いやだって続き気になるし…」
「…あーもう!分かった!
この前言ってたケーキ買ってやるから!」
「まかせなよ委員長」
「現金な奴!」
さぁ帰ろうと意気込んで教室を出ようとした瞬間。小学校のときからまぁまぁ仲がいい我がクラスの学級委員長に呼び止められ、何かと思ったら美化委員の代役。美化委員って確か野球部部員とマネさんじゃなかったっけ。…もうちょっと考えて委員会決めるべきだったんじゃないかな。
「俺も行くし、お前はとりあえず話聞いててくれればいいから」
「委員長と一緒か…
足引っ張らないでね?」
「俺のセリフだよ!」
彼は愛すべきいじられキャラというやつで、基本はとても良い奴だ。学級委員長に選ばれたのも押し付けられたわけじゃなく、自分から進んで立候補した。生徒の鑑だね。
「美化委員って仕事何するの?」
「まぁ名前の通り基本は掃除らしいよ。
でも今日は草取りやるって言ってた」
「……それ5時までに終わる?」
「無理」
「…委員長期待してるよ」
「俺に任せるなよ!」

