保健室から教室へと廊下を歩いていたと

き。周りの人にやたら見られてる気がす

る....。しかもなんか騒がしい....。

「あいつだよ、あいつ。」

「あぁ、翔大くんにいきなりとびついたや

つね。」

「マジキモいんだけど。」

「うざー。」

私のことだ。すぐにわかった。私があんな

ことしたから。もうやだ。急に涙が溢れて

きて、私は中庭に走った。あそこなら誰も

いないはず....。



案の定、中庭には誰もいなかった。どうし

てこんなことになっちゃったの?


翔大.....助けて、会いたいよ....