そして放課後。
私は翔大くんの教室に向かった。今は愛美
もいない。一人で行くのは怖いけど、いつ
も愛美に頼ってばかりじゃダメだ。
ガラッ。
「あの....えっと....。」
「あ、昨日の....。」
覚えててくれた!
翔大にとっては初対面みたいなもんだから
呼び捨てじゃ失礼だよね。
「翔大くん。昨日はごめんなさい。
あの....もしよかったらメアド教えてもらえ
ませんか....?」
緊張する!断られたらどうしよう。
「ん。いいよ。」
やったぁ!そう言って翔大はメモに自分の
メアドを書いてくれた。
