「どうしたの俺の顔じぃーっと見て。なにか聞きたいことでもある？」
『…聞いてもいいんですか？』
「いいよ？瑠璃ちゃんが俺に興味を持ってくれるのは嬉しいからね」
『別に興味は無いですけど』
「そう即答されちゃうとちょっと悲しいかな…。まぁ、いいや。で、何が聞きたいの？」
先輩はずっとニコニコしている
…何がそんなに嬉しいんだか…
『じゃあ聞きますけど、さっき女の人達のお誘いなんで断ったんですか？』
私がそう言うと
「え…？あぁ、見てたんだ。そんなの瑠璃ちゃんと約束があるからだよ」
当たり前でしょ？というような顔をして答えた
『私との約束があっても、あんなに可愛くて綺麗な人達のお誘いを断るなんて、惜しいことをしましたね』
「確かに可愛くて綺麗だったけど、瑠璃ちゃんと遊びたかったから」
『私はあの人達みたいに先輩に優しくもしないしちやほやもしませんよ？』
「それがいいんだよ。」
『え？』
