嫌いなアイツ



その女性達の指差す方向を見ると、道路を挟んだ向かいのオシャレなカフェを指差していた


そこをよく見ると窓際の席に1人で座り、飲み物を飲む神崎先輩がいた


よくこの人達も気付くよね…私だったら素通りしてるわ


そんな事を考えていると


「神崎先輩、一人だね。声かけてみる?」

「え~。誰かと待ち合わせしてるんじゃない?」

「大丈夫だって!神崎先輩優しいし…それに一緒に遊べたらラッキーじゃん!」

「そうだね…じゃあ、行ってみる~?」


そんな会話が続いて聞こえてきた