最後に思い出もできて、 引越しの日がやってきた。 千咲は目に涙を貯めて入るが、我慢している。 俺はそんなアイツのために用意したものも渡せなくて戸惑っていた。 母に頼んで、買ったペアリング。 1つは、俺の。 もう1つは、千咲の。 チェーンも通して、首から下げれるようにしてある。