「千咲」 懐かしいこの声。 ずっと聞きたかった。 私はまだあなたのことが好きなのでしょうか。 「ちょっといいかな」 「もう昼休み終わるから」 私は片付け始める。 「じゃあ放課後。あの時の場所に来て」 それだけ言い残して、去っていった。