その顔はあの爽やかな笑顔でも、 さっきの怒った表情でもない。 初めて見る真剣な眼差し。 「この前から、ずっと気になってた。今日誰かと屋上に来るのが見えて、焦った。もしかしたら、付き合ってんのかなって、気になって跡つけてたらこんなになってて。」 必死に話す姿に目を背けられない。