”好き”になってよ。


気付いてないの?
もうダメかもって思ったとき、

「痛っ...」

秀也くんの声と共に、
ドサッと体が地面につく。

見ると、先輩が秀也くんの腕を掴んでいる。
表情は怒っているよう。

「次、嫌がる女に...千咲に...手出したら、許さねぇから」

「は.....ぃ...」

秀也くんは逃げていった。