”好き”になってよ。



「ねぇ!そこの子!」


後ろから声がする。
振り向くと、


「あ、さっきのぶつかった人」

「あはは...ごめんね、さっきは。これ落としてたよ」

渡されたのはポーチ。


「...ありがとうございます」

「名前教えてくれないかな?」

「神楽 千咲です」

「俺は藤波 光。よろしくね、千咲ちゃん」


そう言って見せた先輩の笑顔はキラキラしていて、目を奪われてしまった。