カランカラン…
物思いにふけっていると、喫茶店の扉が開いた。
お客様だっっ。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「あ、瑠奈。こいつらはここの常連だから案内は必要ないよ」
「響さ〜ん。カルミアにバイトちゃんなんていたっけ〜?」
目の前から、ゆる〜い声が聞こえてきた
。本物見たことないけど、前髪横に流して…ホストみたいだ…
「え?バイト?いらないだろ」
無愛想にホストの言葉に答えたのは、ホストと同じ髪型だけど髪色違いの男の子。
この2人、雰囲気と髪色は違うけど、ソックリだ。
目の前の双子の後ろから、コッソリ様子を伺っている男の子もいた。
眼鏡と手に持っているパソコンが、インテリな感じをを醸し出していたが、
「「………………」」
無言で見つめあってしまった。

