バーベラ・・・魅了された男達

「………っっ‼︎」


ひびの焦った顔が伺えた。

ひびも何か知ってるな〜。


ま、いいけど……

私には何の影響もないから、これで直くんや、ひびが安心するなら好きにさせてあげる。



「ひび、私当分ここにいるから、泊めて?」

身長の高いひびを見上げてお願いする。


「////……っ‼︎………わ、わかったから、それ以上そんな瞳でみないで」

ひびは、顔を真っ赤にしながらも承諾してくれた。


「ひび、ありがと。泊めてもらうかわりに私ここで、お手伝いするよ。ね?」

「え?瑠奈ここで働きたいの?」

「ううん、お手伝い。お金はいらないよ」

「え?…でも……」

「いいのいいの。その代わり、休める場所だけ貸してくれたらいいから」


私の言葉を聞いて、

「瑠奈……逞しくなったな」

頭をポンポンしてくれたひび。


「伊達に1人で生きてないからね。
あれから色んなこと経験したし、知ったよ。
身内じゃない大人が、ちゃんと優しい事も知ったしね」


「あの時の瑠奈の警戒心半端なかったからな」



「だってあの時のひび、何か雰囲気が怖かった…」

「あ〜……。丁度ヤンチャしてた頃だったからな。
この店にはヤンチャしてるガキ達が来るけど、平気か?」