いつ聞いても酷い事だ。
「それで、瑠奈は藤宮さんとの食事で食べれなかったという事ですな」
「えぇ……最初は食べていたんですが、無理やり入れたんでしょう。その後すぐにトイレに駆け込んで見ていられないほど戻していました……そんな瑠奈を家に帰す事が出来なくて、暫く家で様子を見る事にしたんです。お粥しか受け付けなくて、るーに嫌な顔されたのも今ではいい思い出ですな」
「私が出会ったのは、1年前でしたから、そこまでは酷くなかったですが、こちらから声を掛けないと食べ忘れている事が多々あって。
妻と意識的に声をかけようってなったんです」
「一年、るーの事を見守っていてくれたんですね。ありがとうございました」
「いやいや、瑠奈の事は藤宮さん達の方が詳しいでしょうな」
「わし達もまただまだですよ。なにせるーは、猫みたいな性格ですから……あちこち散策するのが好きなんです」
「なるほど。そして今回はたまたまここに行き着いたという事ですな」
「るーの気ままさに今回は感謝です。突然いなくなって。でも、大々的に探されるのは嫌がる子なので、これは本人には内緒なんですが、るーのネックレスにGPSを埋め込んでます……」
親父の突然の告白にも結城さんはさほど驚かなかった。
「そうですか……可愛がっている娘の居所は知りたいですよね。私たちも瑠奈が突然居なくなって驚きましたが本当に再会できて良かったです。ところで、今の瑠奈の保護者は誰ですか?」
「それで、瑠奈は藤宮さんとの食事で食べれなかったという事ですな」
「えぇ……最初は食べていたんですが、無理やり入れたんでしょう。その後すぐにトイレに駆け込んで見ていられないほど戻していました……そんな瑠奈を家に帰す事が出来なくて、暫く家で様子を見る事にしたんです。お粥しか受け付けなくて、るーに嫌な顔されたのも今ではいい思い出ですな」
「私が出会ったのは、1年前でしたから、そこまでは酷くなかったですが、こちらから声を掛けないと食べ忘れている事が多々あって。
妻と意識的に声をかけようってなったんです」
「一年、るーの事を見守っていてくれたんですね。ありがとうございました」
「いやいや、瑠奈の事は藤宮さん達の方が詳しいでしょうな」
「わし達もまただまだですよ。なにせるーは、猫みたいな性格ですから……あちこち散策するのが好きなんです」
「なるほど。そして今回はたまたまここに行き着いたという事ですな」
「るーの気ままさに今回は感謝です。突然いなくなって。でも、大々的に探されるのは嫌がる子なので、これは本人には内緒なんですが、るーのネックレスにGPSを埋め込んでます……」
親父の突然の告白にも結城さんはさほど驚かなかった。
「そうですか……可愛がっている娘の居所は知りたいですよね。私たちも瑠奈が突然居なくなって驚きましたが本当に再会できて良かったです。ところで、今の瑠奈の保護者は誰ですか?」

