王子様の大奮闘【伝えたい想い・続編】









「雅人はね。

まだあなたのコトが好きなのよ。」












「え?」











う...そ。







「嘘ですよね?」



呆然として答える私に
ふぅっとため息をついて答えた。









「ホントよ。

あたしがどんだけアタックしても
一向に振り向いてくれないの。
なんで?って問い詰めたら
想い続けてる人がいるって言ったわ。


今までそれが誰だかわからなかったケド、


今日の雅人のあなたを見る
表情で分かったわ。」


淡々と語られる事実に
私はただただ人形のように
頷くしかできなくて。







せきとめていた雅人への想いが

溢れだしたのを感じた。