試合の間、 私は大学のカフェテリアにいるように先輩に言われた。 優しいな。先輩。 私の気持ち1番に考えてくれてる。 ホントに 感謝の気持ちでいっぱいだよ。 一人で 席に座っていた私に女の人が声をかけた。 「神崎..葵さん?」 「あ...」 その人は さっき雅人の1番近くにいた人だった。 「あの...」 「あたしの名前は南 さら。よろしく」 「よろしく..お願いします。」 びくびくと頭を下げる私に 南さんは深いため息をついた。 そして 信じられない事実を聞いた。