そっか...
トラウマなんだ。
葵ちゃんは怪我で
大切な人をなくしてるから。
「大丈ー夫!!!
俺、葵ちゃんが応援してくれたら怪我なんてしないから(笑)」
「なんですかそれ(笑)」
うん。
やっぱり葵ちゃんは
笑ってたほうがいいよ。
「あ、そろそろ行かなきゃ!
じゃ、9時キックオフだから
遅れないよーにね!!!」
「はい。頑張って下さい♪」
そう言って
手を振る葵ちゃんを
何度も振り返ってしっかり見つめて
頭の中に焼き付けた。
今日、この俺の気持ちが届くように。
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