「もしもし?」
キタ――――――!!!
「ぁ..あぁのっ俺!!春樹!」
ひょぇ〜...
だっせぇ...
あまりに緊張していた俺の声は
震えたうえに裏返ってしまった。
「花枝先輩!?
どうしたんですか?その声。
風邪ですか!?!?」
電話の向こうから伝わる
心配そうな声。
ホントに、この子は...(笑)
「ちょっと緊張してただけ!
それより課題大変らしいじゃん?なみちゃんから聞いた。」
「そうなんですよー!!
明日提出なのに、まだ20ページはあるんです!!!」
さっきより更に
テンパった声になった葵ちゃんが
おもしろくて思わず笑ってしまった。
「先輩!!!笑わないで下さいよ。私は必死なんですよ〜!!!」
だって可愛くて(笑)
ま、これは秘密だけど♪
「だからっ
俺が手伝ってあげよっか??」

