「へぇ...あの先輩が葵のお隣りさんなんだぁ..」 ストレッチをしながら なみが興味津々で聞いてきた。 「ぅん。すごくいぃ人なんだけど...」 「恋するの怖い?」 「うん。」 なみにはなんでもお見通し。 そうなんだよね。 花枝先輩には 雅人に似てるところが たくさんあるし。 それに また誰かを失う悲しみを 経験したくなぃ。 「まぁ,焦らなくていいから、きちんとどういう人か見極めるといいよ。」 「そうだね。」 悩んでもしかたない! 私となみは 走って体育館へと向かった。