句三編



初春より
通いし道は
秋の空

浮かぶ秋雲
わが身のごとし




永遠も
うれしき日々も
諸行無常

ただただ流るる
われ風の下






秋雨を
いっしんに受け
夜の中

幼き身すらも
雫は流す