私を惚れさせて。私の虜になって。

痛いぐらいに、ぎゅぅぅ、って。


「それは、無理だよ」



できることなら、ここに居たいよ。


「なんでだよ」


「そこまで、お世話になれないよ」



「俺がいいって言ってんの」



松木が草むらに座った。


手を引かれるから、隣に座る。


「お母さんは?」


「聞いてねぇけど」



「ダメじゃん」



「…ダメじゃねえってば」


手を離したと思ったら、腰を引き寄せる。