私を惚れさせて。私の虜になって。

楽しかった、こことお別れして、駐車場に行って、車に乗って。


頼りない俊くんの運転で、思えば大好きだった塾の前。


「じゃ、俺らここにいるからなー」


「全部先食っちゃうからなー」


「デブまー、じゃん!」


「黙れし」


2人は、すぐ近くの焼肉屋に吸い込まれていった。


「…さ、行くか」



「走るの?」


「いや、のんびり歩こうぜ」


「そーだね」