私を惚れさせて。私の虜になって。

床にあぐらをかいた松木は


お盆からお皿を取り出して


座っているすぐ近くの床を叩く。


「座れって?」


「おう。座れ」



「ん」


いつまでも不機嫌装っちゃって。


何やってんだ。私。


「はいっ。いっただーきますっ」


楽しくしようとしてくれてるんだ。


だから、

「いっただーきまーす!」


「お!いいねぇ」



楽しく。もったいないから。