私を惚れさせて。私の虜になって。

そのまま、乱暴に壁に押し付けられる。


頭、打った。


痛ったい。


「別れるつもりかよ」


「…そうだね」


目は、合わせられないね。


「俺のこと、嫌いになった?」


そんな、わけ


「……嫌い」


そんなわけ、ない。


でも、それは、言っちゃダメ。


「…ほんとは?」


顔を松木に向けられる。


目が離せなくなっちゃう。


「嫌い」


ちゃんと言えば、信じてくれる?


……。


ずっと、松木を見ていたら。