「ねぇ…」

こんなん、あたまがふらふらしちゃうよ。

「んだよ」

一瞬だけ唇が離れて、

「……えと……んっ」

「用ないんなら黙ってろ」

「んっ…」

わかったよ。



終わったのは、何分後なんだろう。

時間感覚なんて、どっか行っちゃったよ。

「寝よ…」

あくびをして、私を強く抱きしめる。

「…寒くない?」

「大丈夫」

「おやすみ」

「…うん」

私まで、瞼が重たくなってきた。

とっても、心地が良くて。