私を惚れさせて。私の虜になって。

「ねぇ!」

「あぁ!?」

「めーしっ!」

「おぉっ!すがっ!」

「はい?」

ドライヤーのスイッチを切って、 松木を振り返る。

「ドライヤーってうるさいんだな」

だからあんなに怒りながら話してたんだ。

「ははっ。そーだね」

「飯」

「うん」

コンセントを抜いて、立ち上がった。