私を惚れさせて。私の虜になって。

「ん?」

「私がどっか行っても、嫌いにならない?」

松木が居なくなったら、

「ならねぇよ」

私、

「他の人、好きにならない?」

死んじゃうからね。

「ならねぇ」

「絶対だよ」

「おう」

「絶対に絶対だからね」

「わかった」

「ねぇ、変な時に、連絡していい?」

朝方とか夜中とか。

「いいぞ」

「電話は?」

松木の声が聞きたいときは

「いいよ」

「毎日でも?」

「うん」



「やった…」

ぐちゃぐちゃの顔で、笑って見せた。