私を惚れさせて。私の虜になって。

「さよーならー」

儀式みたいな、帰りの会が終わって、

みんなが、帰り支度を始める。

そんななか、

「乗り切ったわ私ー。モリちゃんがいない1日ー」

せーちゃんは、まだ言う。

私はもう嫌になって、

「はいはい。そういうのいい。ばいばい」

冷たく、突き放して、家路につく。

もう本当に、

嫌だな、人は。