私を惚れさせて。私の虜になって。

「さ、帰っか」

綺麗に平らげてくれた後、席を立ってまーくんが言った。

「………」

帰りたくなんて、ないよ。

現実を見なくちゃいけないんでしょ。

「お前いくら残ってんだよ」

「2000ちょい」

「じゃ、遊べるな」

松木は、ゲーセンへと足を運ぶ。

「まじかよっ。帰ろーよ!」

だだをこねるまーくんの首根っこを松木が引っ張った。