私を惚れさせて。私の虜になって。

そのまま、沈黙が流れる。

でも、全然、気まずくなんてない。

「ねぇ、腕出したい」

全てをホールドされるのは、嬉しいような、照れくさいような。

「おう」

少しだけ、松木の腕が緩む。

「早く寝よーぜ」

「まだ、8時だよ?」

「やなの?」

「やじゃない」

「ん」

私を抱き直して、私の肩に顔をのせた。