私を惚れさせて。私の虜になって。

そんなことをいっているうちに、体育館に着く。

「受験生は受験番号を言って中に入ってください。芝原生は…」

「6005番と6007番」

「…はい」

まーくんの6006番にはまだチェックがついていない。

来てないんだ。

「ねぇ、帰れるかな…」

「待て。被害調べるから」

「うん…」

誘導された、フロアの端に座る。