「いくら自分に自信がなくたってすぐ諦めちゃだめだ」
目力が強いその瞳に吸い込まれそうになって怖くなって視線を逸らした。
「頑張れるだけ頑張って、それで無理だったら諦めればいい」
くしゃり、と頭を撫でる。
この時ハッと我に返った。
わたし、いつもこうやって嫌なことから逃げてたのかな。
昔から傷つくことが怖くて何でも逃げてた。
その度ハルはわたしの背中を押してくれた。
この手にわたしは何度救われただろう。
不安だし勝ち目ないし振り向いてもらえないかもしれないけど頑張ってみようかな。
弥には悪いけどわたしも好きだから。
好きという気持ちは平等だよね、?
想うだけなら悪くないよね?

