澄川くんは好きな人がいないのかもしれないし別な人が好きなのかもしれない。
ああ。
もう、よくわからない。
頭が混乱していた。
「聖!」
後ろから安心する声が聞こえた。
「ハル、、っわ」
勢いよく抱き締められた。
走ってきたのか息が荒く肩が動く。
「なんで泣いてるの」
「っ」
「なんでもひとりで抱え込まないで」
ハルの一つ一つの言葉に心が溶けていくような気がした。
ハルはいつだってわたしを見つけてくれる。
欲しい言葉を言ってくれる。
だからこんなにハルに依存してしまうんだ。
ごめん、ハル。
いつも迷惑ばっかりかけて。

