「ただいま」 学校から帰宅すると夜勤明けの母がご飯を作っていた。 「聖おかえりなさい」 ただいま、と言ってそのまま自室にこもる。 制服のままベッドへダイブしドキドキとなる胸を必死に抑えようとしていた。 聖って呼んでくれるんだ。 それに体育祭のリレーも一緒。 なんかすごい嬉しい。 でもわたしにはこの気持ちがわからなかった。 自分が自分じゃないみたい。 わからない。 はぁ。 ため息をついてそのまま意識を手放した。