ツンデレな彼と同居中♡

「なにって〜。久しぶりじゃない?会いたかったよ〜!」

「…俺はまったく会いたくなかった」

「もー、そんなこと言って〜」

「…本心なんだけど?」

り、理玖ったら…

でも茉侑ちゃんはまったく気にしていない様子。

「まあまあ〜。
…で、結芽。私の荷物運んどいてくんない?」

「え?」

聞き返した私をキッと睨む茉侑ちゃん。

「とーぜんでしょ?私客なんだけど」

「…う、うん……」

そう返事をしていこうとすると理玖に腕を掴まれる。

「…なに言うこと聞こうとしてんの?」

「い、いや、だって…」

…ほ、ほら〜…茉侑ちゃんまた睨んでるよ…。

「…自分でやれば?
客っていったって親戚だし」

理玖はそう言うとプイッとそっぽをむく。

「も、も〜!冗談に決まってんじゃん!
じゃあ荷物置いてくる〜」

茉侑ちゃんはそう言うと再び私を睨んで行ってしまった。