ツンデレな彼と同居中♡

「どけっ!ったく…」

風雅はそう言うと逃げるように立ち去ってしまった。

「…あ、結芽だ。久しぶり」

「ひ、久しぶり…」

まるで今気づいたような話し方にやはり棘を感じる。

…絶対なんかあるよね。

そんなことを考えていると冷たい目で私を見る茉侑ちゃん。

「…っていうかまだいたんだ?」

「え?」

茉侑ちゃんの言葉にパッと顔を上げる。

「だって〜、いつまでこの家にいるの?
いくら親戚って言ったってすごく遠いしだいたい…「…うるっさい」

後ろから声が聞こえて振り返ると理玖。

「あ、理玖〜!」

「…なに?騒がしい」

く、クール〜…

さすが理玖。