「!?おまっ…なんで部屋にっ…!?」

「え?御飯に呼びに」

そう言うと風雅はため息をついて理玖を見る。

「…理玖。こいつなんなの?」

「…無防備…っていうか天然?」

「…もうバカだろ…」

…はい!?バカ!?

今のやり取りに私がバカって言う要素あった!?

風雅はもう一度ため息をついて

髪をかきあげる。

…うーん、認めたくはないけどイケメンだ…。

なんか動作の一つ一つが色っぽい。

「じゃあ待ってるから早く来てね〜」

私はそう言うと理玖と一緒に部屋を出る。

「…結芽さ」

「ん?」

「あんまり当たり前みたいに男の部屋とか行かないほうがいいよ」

あ、そっか…。

そろそろ嫌だよね、

ずっと一緒だったとはいえ。

「確かに。
これからは気をつけるね!」

「…はあ、わかってない…」

「え?」

「…なんでも」

私は首を傾げながら食卓に着いた。