「お前、人見知りないし楽だよねー!」

隣で私に話しかけてくる晃に はいはい、と頷く。

(なんか、だるいなー…)

そんな風に思っている時だった。

一応小学校は同じだけど一度も同じクラスになったことのなかった、廉がきた。

「よ、晃!」

晃と廉は6年生のときに同じクラスだったらしい。

最初の印象は なんだこいつ、程度だった。