青い月

その夜、勇人くんからのメールを待っていた私はずっと携帯を握り締めていた。

全然来る気配がないから、諦めかけてベッドに携帯を投げた瞬間にメールを知らせる音が鳴った。

「わぁっ!」

恐る恐る携帯を開くと、
「隼人です」
の文字。

「隼人です。
今日はいきなりごめんなさい
理人からメアド聞きました。
これから、よろしくお願いします」

(敬語…笑)

とか思いながら私の返事も
「美咲です。
いえいえ、びっくりしたけど嬉しかったです(^^)
よろしくお願いします!」
と、敬語になってしまった。