こうして四人は大切な人の元へと足を運んだ。

そこは…

「やほ~来たよ希子!!」

「来ちゃいました!!」

「まぁ!!皆さんありがとうございます。」

そこにいたのは純白のドレスに身を包んだ希子だった。

「ご結婚おめでとうございます。

暁条 希子(ぎょうじょう きこ)様。」

「優様に来翔様!この度はお忙しい中、

わざわざありがとうございます。」

希子はそういい頭を下げた。

「とんでもない。妻のご友人ですから。」

「私もそうです。」

優の言った言葉に来翔が頷く。

「希子も結婚か!!どんな人なの?」

朱音が聞く。

「とっても優しい人ですわ。」

年月がたっても希子の丁寧な話し方は変わらず、

子供達の勉強になっていると朱音と蓮唯は思っていた。

「優しい人…」

蓮唯がそうつぶやく。