「準備ができた?」

優が蓮唯に聞く。

「うん。匡もかっこいい着物を朱音からもらったの。

見て?」

蓮唯が小さな匡を抱いて優に見せる。

「本当だ。かっこいいよ匡。」

優はそう匡のほっぺたをプニプニとする。

「朱音、どう?」

来翔が朱音に聞く。

「来翔。月季の可愛いでしょ?

蓮唯と雅司くんからもらったんだ。」

そう朱音は言って月季を来翔に差し出す。

「パパ!!見て!!蓮唯と優からもらったんだ!!

かっこいいでしょ!?」

月季はそう興奮しながら言った。

「あぁ、かっこいいよ。

僕も欲しかったな。朱音…きれいだよ。」

来翔は月季を抱っこして朱音に言った。

「ありがとう。蓮唯に選んでもらった。」