でも今日、進展があった


朝、玄関先でポストをあけたら、それは入っていた

妙に生々しいような朱色に染まった封筒
そして、白いペンで書かれた文字

「雪妃へ」

紛れもなく、その字は凪の物で...

私は学校に遅れるのも気にせず、凪からの手紙を開いた