『は、久住、彼女いるの?』




「うん。他校の同い年の子だよ!
今度 竜と 亜由と 私たちで
トリプルデートしよう!」



満面の笑みで言う 小春の顔を見ると
悩んでた事が 馬鹿らしく感じた。





『今日は もう 帰るけど、今度、
ついてきてほしいとこが あるんだ』



「大丈夫だよ! どこ行くの?」




『その時まで 言わない』



「えっ、ケチ!(笑)」


なんて 文句を言いながらも
ちゃんと 俺と 手を繋いで、
ついてきてくれるんだ。










_______ それは まるで、

この手を 離す事は 2度とないように。




fin.