「あ、小春、これ。
プレゼント」



思い出したように、ポケットから
長方形の箱を 取り出した。




『ありがとう。開けてもいい?』




頷くのを 確認してから、
箱を 開けた。




『え、柊くん、これ…』



箱の中身を 確認した わたしは、

涙を零さずには いられなかった。